2017年5月20日土曜日

浅草の持つ「土地の力」には勝てない。

 都内のさまざまな店舗への取材を通じてわかったことは、やはり東京では浅草の「土地」が持つ力がとても強いということです。

 交通の便が良いわけでもない浅草、しかし、もともと陸蒸気(おかじょうき)は黒い煙で害をもたらすということもあって、明治時代には浅草に駅の設置は多くの反対があったそうですが。
 何がどう土地の力を感じるのか、理論的には説明できませんが、明らかに新宿や渋谷のようなところでは別格の風を感じるはずです。
 土地が人間を形成し、社会を育てます。
 日本人、アジア人全体に言えることですが、個体としての力はそう大きくはありません。しかし、日本には「草の者」という名もなき人たちが報酬や名声を受けなくても、大きく社会に貢献し活力を与えています。この「草の者」こそは土地が育んだ土着なものたちで、土地と切り離せない存在です。

 世界にはこういう場所はいくつかあります。アメリカではシカゴかな。駅に到着した瞬間にNYCやLAとは別格の雰囲気を感じます。

2017年5月18日木曜日

1冊の本をつくるのに時間がかかる

 私の場合、adobeのソフトを熟知しているので、経済学の問題や解説の作成自体には全く時間がかかりません。それなら、独自で制作・販売した方が速いわけです。(もちろん、その方が儲けも独り占めできます。)

 これが出版社や印刷会社を通して、ビジネスにするとかなり時間がかかり、1日でできるものでも、それが世の中に出るのには数か月要するのです。しかも、そこから収益を得るにはさらに時間がかかります。

 しかしながら、どちらも長所短所があります。結局、やはり志が熟成されたものや、多くの人を納得させながら進めた仕事の方が長期的には支持されるという確信もあります。

 「本」はめくるという動作が非常に重要で、ここに本と対峙する人間の世界が一定の作業に支えられていることを納得させられます。
 村上春樹の小説で、この「ページをめくる」という作業がないと、小説そのもののパワーを半減させてしまうことに気が付く人も多いでしょう。

2017年5月6日土曜日

激動の時代を生きた学生たち、そして社会へ

週刊住宅新聞の事業停止は1つの時代の終わりを感じる人も多いでしょう。


時代の転換期ー
 98年の長銀の経営破たんは自分自身としてはかなりショックな出来事で今でも忘れられません。当時の常識から、まさか長銀が経営破たんするとは誰も思っていないはずでした(東大卒の当たり前の就職先でした)。
 私は98年からアメリカで仕事をしていて、2001年のニューヨーク同時テロもこの目でリアルタイムで見たそのショックも同じように今でも大きなインパクトを与えています。

 それにしても、今の就職活動をしている大学生や今年、就職した方々は生まれた時から激動と低成長時代の日本しか見ていないんですよね。(私は日本とアメリカのバブルを体験しています)
 たぶん、それなら会社はいつかはなくなるものだと思っているだろうし、学歴やコネよりも生活力が重要だと自覚もあるでしょう。生き残ることが肝心なのです。
 


2017年5月5日金曜日

らくらく宅建塾

 週刊住宅新聞の主力商品と言えば、「らくらく宅建塾」だと思うのですが、新聞記事にはそれが出ていないし不思議だと思ったら、すでに別会社(著者の会社)に移行していました。
「らくらく宅建塾」 出版社:宅建学院
https://www.amazon.co.jp/2017/dp/4909084010/ref=dp_ob_title_bk

 この本の表紙があまりにインパクトがあって、まさに資格試験の代表格のような存在で書店に並んでいたんです。今は、結構落ち着いた表紙のようです。

  twitter利用のトランプ大統領は、マスコミを通じることなく、国民へは自分から直接、報告するということを示唆していました。確かにそれが可能なネット環境になってきています。
 同様に、著者が出版社を通さないで自分で出版できるような環境になってきていることもいえますね。個人的には、基本書のような場合は、中間に出版社が入って編集や営業など専門家集団が入ることについては否定しません。ただし、レジュメのようなものはダイレクトに配布できた方が良いでしょう。

 らくらく経済学入門の行方ですが、自分で出版するというのも選択肢の1つですが、真に読者を第一に考えるような出版社があれば、そこに移行することになると思います。


2017年5月4日木曜日

週刊住宅新聞と資格図書

なぜ不動産専門誌が資格図書を?と現在の受験生には少し疑問があるはずです。

 日本経済が成長していた90年代まで、「資格」の代表は宅建でした。宅建は年間・万単位で需要があるのでこれを軸に予備校や出版社が利益計画を行っていたのです。
 もう1つが「簿記」です。PCソフト会計世代にはピンと来ないと思いますが、これも手作業で事務を行っていた時代には欠かせない必須の資格でした。

 なぜ週刊住宅に「経済学」が?というものも、90年代に人気があった資格、不動産鑑定士2次試験の勝負科目が「経済学」だったからです。
 この不動産鑑定士試験は、受験期間が長かった司法試験受験生が収入確保のために受験する人が多く、また宅建合格者はもちろん、司法書士合格者も受験するケースが多かったので、予備校としては営業しやすい分野でもありました。

 今の資格試験図書や予備校が直面している状況はアメリカでも同様です。

 アメリカには90年代まで秘書育成の短大が各地にありました。(地方では、この学校に行けば、ブラインドタッチでタイプライターが打てるようになれるというCMがよく流れていました。) それがパソコン世代に代わり、姿を消したものや、時代に合せて変化したものが見られます。

 今、チアは日本が強いようですが、アメリカが強かった時代はチアの強豪校と僻地の短大の広告活動はかなり密接な関係を持っている場合がありました。この僻地の短大というのは日本で言えば実技資格の予備校や商業高校に近い、秘書育成の学校です(もちろん、そこから4年生大学に編入する人も多くいます)。
 しかし、今では、かつては政治力が強かったチアの強豪校ですら10年以上チアのサイトが止まっているところもあります。逆に中国人留学生を集めようとフロントページが中華色に変化しているものもあります。
 僻地にとって、学校経営は唯一のビジネスなのです。

2017年5月3日水曜日

秋保先生(社労士)のFBを読み、現実に直面しました。

秋保雅男のうかるぞ社労士
https://www.facebook.com/akihosharosi/

予備校時代、そして週刊住宅とあまり面識がないまま同じ道を歩んでいる社労士の秋保先生、そのFBを読むと、すでに週刊住宅の方々との話し合いを行い、今後の方向性も明らかにしています。

昨日、読者の方からメールで週刊住宅の事業停止をきかされ、全くの寝耳に水の状態でした。らくらく経済学入門シリーズは書店にある分は購入可能です。それ以降は現時点では、何とも回答が出せない状況です。

当方と週刊住宅新聞社は出版のみの関係でその他の提携は無く、このサイトの活動については何ら変更はありません。

茂木喜久雄著の本(現在、全冊、流通が止まっていると思われます)
http://www.honyaclub.com/shop/goods/search.aspx?search.x=true&cat_p=00&aut_n=%96%ce%96%d8%8a%ec%8bv%97Y

ありがとう、週刊住宅新聞社の皆様

週刊住宅新聞社の皆様
お疲れ様でした。

今年4月1日付けの広告(日経朝刊)
この時点ではヤル気に満ち溢れていたのですが、その後、何があったのか!?


2017年5月2日火曜日

書籍が購入できない等の問い合わせが増えていたのですが、

理由がわかりました。
https://www.shukan-jutaku.com/jigyouteishi/

「らくらく」は永久に不滅です^^
書籍が購入できないという受験生への対応は検討中です。
(プレミアが付いてさらに入手困難になると思われます。)

2017年3月15日水曜日

武士とは何か?

 橋本忍先生によれば、黒沢明監督はよく「武士」とは何かについて考えていたそうです。それは、映画「七人の侍」の中でいくつかの結論を見出しています。

Q:武士とは?
A:百姓は大地に咲く花、武士は「鉢」の花
 鉢花なので、どこにでも配置転換させられてしまう。しかも、まったく知らない土地に来て戦わなければならない。大地に咲く花が最後に勝つ。

Q:武士のリクルート
A作法で一瞬で決まる。失業(野党化)した場合の価値はゼロむしろ害。

Q:リクルートで求められる人材
A7種類の人材を選ぶ。それは人間像でもある。
 映画から推測:機動部隊、総務、労務、財務、人事、研究、育成枠など。

Q:要塞化と戦術
A:一か所、弱点を設定し、敵が攻めてくる場所をこちらが用意する。




2017年3月7日火曜日

日本の電車に全く乗れないという外国人

 外国人から、どこどこに行きたいので教えてほしいと言われた時、ほとんどの日本人は乗り場を教えるでしょう。
それで行ける人と、それではまったく行けない外国人がいます。

 日本のシステムの場合、最終目的地とその順路がおおよそパターン化されているので、事前に学習しておく必要があります。つまり、100%の到達を余儀なくされるのです。
国によっては、ローカルの交通機関とは、とりあえず乗ってみて、そこから誰かに聞いてみるとか、間違ったら逆に乗ればいいんだとか、成功率が30%くらいあれば良しといった、結構デタラメなものだったりします。(人の話をまったく聞かないという人とか平気でいるし)

このデタラメ度が日本のシステムにないことは長所でも短所でもあるのです。

 1996年ニューヨークは大寒波に襲われ、交通機関がマヒした時、やはり空港で立ち往生して誰かの助けを待っていたのは日本人ばかりでした。緊急時に弱いのです。(当時はNYCの旅行者は日本人ばかりでもありましたが。)

 「空港閉鎖」、「交通機関はすべて運休」という放送は本当でしょうか?、空港が閉鎖されても、やはり労働者がわずかでもいる以上、必ず彼らの交通機関であるローカルバスが、たとえ大雪でも動いているはず(空港直発着ではなく、空港付近にバス停がある)。そして、方向さえわかれば、このローカルバスを乗り継げばダウンタウンに行けるはずだと、多くの外国人はそう考えます。パターン化されていない論点に多くの日本人が対応できないのです。

 バスが動いている以上、とりあえずそれに乗れば何とかなるだろう、、そういうあいまいな世界で生きている人が実は世界には多く、非常事態が起きても普段と変わらない行動をします。逆に日本人の多くは理解に時間がかかる外国のバスが苦手という人も多いでしょう(乗っている人はそもそも理解しようとなんて思っていない)。

 日本の電車に全く乗れないという外国人、それはニューヨークのバスにまったく乗れないという日本人と真逆であって、どちらもリスクを背負っています。

 ちなみに、バスは英語圏、ロンドン、NYC、香港、インドの大都市あたりで修業すると、少し世界が広がります。(「なんかこのバス、そっちの方向に行きそうじゃない?」「とりあえず、乗ってみるか」という雰囲気です。)言い方を変えれば、ここから「英語」の学習がスタートするのです。

 交通機関=方向で生活している外国人には日本の電車に乗れないのです。

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新宿の東側のWifiは充実していますが、西側はまだまだ時間を要するようですね。