2016年2月25日木曜日

ソシャゲ―というネット世代

まだ、Yahoo!Japanのフロントページがただの日本地図であった時代から、インターネットを使っている人も多いと思います。
fjや掲示板が主流であった時代から、chatやSNSと、シンクロ化が進んでいきました。

ネットのシンクロ化というのは、それまでの生活は、本を読む時間、食事の時間、ゲームの時間というようにそれぞれ何をするのかを分業させていたものを、同時に行う(シンクロ)必要性が生じるようなライフスタイルになってきたことです。

iPhoneがあれば、食事をしながら映画を観て音楽を聴いて突然かかってきた電話に出ることが可能です。シンクロ化によって大きな利益を獲得したモノがソシャゲ―であり、それは同時に、一定の「ゲームをするための時間」を設定しなければならない任天堂のゲームを陳腐化させたことでもあります。


ブームの時は、1000万ダウンロードを実現させるような、さまざまなアイディアが出され非常に勉強になりました。
しかし、そもそもソシャゲ―は空いた時間の暇つぶしがコンセプトだったのに、多くのものがいつの間にか、ユーザのゲーム時間の拘束、見たくもない広告の常設、有料アイテムなしにはプレイできないなど、従来のビジネスモデルに逆戻りしてしまい、斜陽をむかえているように見えます。
(ようは、儲かると思った企業がゲームなんてしたことがないような企画営業社員にやらせた思われます。)
コラボに関しては、まだ少し可能性がある。

ネットは流行り廃れの浮き沈みが大きいので、また斬新なものが登場するまで数年、静かな時代になりそうですね。