2016年9月2日金曜日

「簿記」というスキル・自分の長所短所が明らかに…

 多くの大学生が就職活動で入試以来の勉強を始めます。

公務員試験が終わった後に卒論以外に時間が余るので、宅建や簿記検定など受験する人もいます。

(ちなみに私は大原簿記学校全盛時代の演習答練講師でした。)

簿記を勉強してみて気が付くことが多いはずです。

①頭でっかちな東大生が商業高校生に勝てない。
②理論的に考えるよりも、先に手を動かした方が速い。
③計算が合わないと、試験会場で落ち込み、煽られる感じがでる。
④熱くなって計算できない。考える能力が邪魔になって無心になって整理できない。

必ず①~④に該当する人が出てきます。

簿記が得意な人はほとんど頭を使わずに、体で覚えます。語学と同じです。
頭を使うことはないので、頭の良し悪し、つまり東大生でも商業高校生でも同じ土俵に上がり、体で覚えている分=スキルで差が付きます。

そして、この経験によって、
頭脳だけではカバーされない机上のタスクが思っている以上に存在することに気が付くはすです。

一般に仕事ができないリーマンほど、テンキーのプロ事務職や窓口業務のプロ事務職などを見下しています。これらは奥が深く、かなり高度なスキルが要求され尊敬される技能職です。一流企業を支えているのはまさに強靭な技能集団。