2016年10月30日日曜日

「らくらく」はディズニーシーで書き終えました。


「夢」を吹き込むため、仕上げはディズニーシーで書きました。

当時は年間パスポートも持っていたんです。

対面で講義をしている場合、最短で解く方法を指導すると同時に、「ファイト!」ってメッセージを送る必要があります。
メッセージを送るアイディアはディズニーシーからたくさんいただいた気がします。




2016年10月29日土曜日

何もかも丸裸にされる時代

 日本の市場の場合、信用されるOR信用されないという論点の前に、その市場での「空気」が重要視されるので、やはり匿名掲示板や匿名での情報拡散が根強く、その「雰囲気」に流されて、必要のないものを購入してしまったり、課金勢力に負けてしまったりする消費者が多いと思われます。

 販売者の偽レビューや業者が介入してのカウントを稼ぐような行為は消費者の判断を誤らせる可能性があり、取締が必要だと考えます。

 現在、「匿名性」については世界的に疑問視されていて、先進国を中心に何もかも丸裸にする方向へとなっています。そのため、特別な理由がない限り、投稿者が特定できるような風潮へとなっていくと思われます。
(もちろん、ただのお遊び掲示板やゲーム、コンテンツ利用のIDとしての匿名性は問題はないと思いますが、取引の現場での匿名での誘導が危険なのです。)

 米国企業で勤務した経験から考えると、無添加とわざわざ言わなくても無添加であることが当然の商品を扱っている販売者に、お客様から「添加物が入っているのではないか?」と問い合わせがあった段階で、お客様の間の前でその商品すべての焼却・廃棄しました。
 これは単にデモンストレーションに見えるかもしれませんが、信頼できる販売者であって始めて、信頼できるお客様が付いてきてくれるわけです。(逆は逆ですが)

 日本企業にとって「信頼」は当たり前かもしれませんが、ようやく世界がそのレベルに追い付いてきたと言えます。


 ネット環境は倫理観だけに頼っている状況なので、まだまだフリーライダーやそのシステムを悪用しようとする者が後を絶ちません。
 そのため透明性が高いところを利用することが、まず第一ですね。


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Amazonがまたまた偽レビューを載せた販売者を訴訟

やらせレビュー取り締まり努力を継続しているAmazonが、今回はアメリカの2社とEUの1社を、カスタマーレビュー濫用の証拠がある、として訴訟した。被告らは自分たちの製品の偽のレビューを作り、それが顧客の購買決定に影響を与えたこともありうる、というのが訴件だ。

2016年10月27日木曜日

どうして「学校給食費」が周期的に論点としてあげられるのか?

どうして「学校給食費」が周期的に論点としてあげられるのか?

何でもないように見える「学校給食費」、実はこれには大きな論点が隠されていて、それを論点として取り上げられなかった社会的な背景が長く続いたということも、根に持たれる要因だと思います。


実は、日本国内には、ほとんど貨幣経済がない地域もありました。
その場所では「貨幣」の支払いがなくても、まったく生活に支障がなかったのです。
1円も必要ではないんです。

私はそのような貨幣経済がなかった日本の姿を見た最後の世代かもしれません。
この場所に初めて登場した貨幣経済の洗礼は、実はこの学校給食費なのです。

給食費自体の金額はわずかかもしれませんが、そもそも収穫期でもない時期に現金があるわけでもなく、突然の支払いに多くの人が戸惑ったのです。

結局、このことが一定の現金収入を煽られ、多くの人々は現金を稼ぐために勤め人にならなくてはならない状況になったのです。

(驚くかもしれませんが、農家にはたくさんあった雑穀を、現金代わりとして取引に応じる商店も当時はありました。)

たかが学校給食費、しかしそれが原因で過疎化が進んだ街もあり、家族の絆や地域性を失わせました。それは、言い換えれば、貨幣経済が日本全国に浸透させた最大の政策だったと思います。

もちろん、給食と同時にその地域に、それまでは都会に会った工場が建設されるとどうなるか一目瞭然です。現金収入のためにいくらでも労働力を提供するようになります。

こういった背景があり、今でも学校給食が論点として挙げられるたびに、そのことを思い出します。


2016年10月22日土曜日

もっとも簡単な人物試験

もっとも簡単な人物試験として次のようなものはどうでしょう?

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問題

実際のプロ野球を観戦をして、それを自分の言葉で説明してください。

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単純な問題ですが、現在、ほとんどの大人はリアルな野球を観ることができません。


多くの観戦者は、実際の野球ではなく、オーロラビジョンのような電光掲示されている2次創作された「作られた野球」を観ています。
作られた野球は一方向的でその製作者の一視点でしか過ぎません。
(事実でないことを事実のように感じさせるのが視覚からの伝達法です。そのため、視覚伝達法はもっとも人間を簡単に奴隷化させることができるのです。)


この上記の問題では9割以上の解答者はその電光掲示板に映し出された野球を観て説明するので不合格になるでしょう。本人たちも、どうして自分たちが不合格になったのか、気が付かないはずです。


そして、この人たちは生涯、視覚をコントロールされ、情報に惑わされた人生を送ることになります。


実際の野球を観戦した一部の人たち、さらに、それを自分の言葉で書けた人たち、たぶん、この人たちを採用したことを後悔する企業や役所は少ないはずです。
(情報に惑わされないというだけで、かなり強い心を持っています。)

この実際の野球を観た人は、全員が異なった視点を持っているはずなので、異なった視点を持つ者をそれぞれの視座から採用することによって、優れたモノを作ることができるのです。



2016年10月20日木曜日

何をもって「優秀だ」と判断するのか?

何をもって「優秀だ」と判断するのか?
これは、時代や地域とともに大きく変わります。

アメリカ…独創的思考
フランス…多様的思考
ドイツ…論理的思考
イギリス…バーター的スキル
中国…暗唱的スキル
日本… 熟達した手作業的なスキル
インド…声の大きさ

こんな感じだと思われます。
これはあくまで一般論として言われているだけで、現在は40歳代後半以上とそれ以下とでさらに2つにまず分けれます。


この40歳代後半以上ではパソコンが普及する前なので、「暗記能力」が重要視されていた時代です。
つまり、この世代だと、知識をたくさん覚えることが優秀だと判断されていたわけです。
(今の学生から見れば、能力が低いと思われる教員でも、当時の価値観からすれば優秀だったはずです。)


パソコンが普及してから、暗記能力ではなく、事務処理能力が重要視されました。

何かを覚えてそれを試験会場で吐き出せれば合格という時代でなくなり、代わって、試験会場でなんらかの事務的な処理を通じて解答を出させる、スキルが要求されるようになりました。


よく左翼系知識層が指摘するような、実は、パソコン世代以降は「24時間、睡眠以外はすべて労働時間になった。」「メールは24時間くる。」のように、実はビジネス・スキルがパソコンを通じて向上し専門職でなくても一定水準に上がってしまいました。


パソコン世代からスマホ世代になって、そのビジネス・スキルは家や職場から離れて、どこからでもそれが発揮できる時代になっています。
ユビキタス世代では小学生時代からビジネス・スキルが身についているので、もはやアプリさえ使いこなすことできればもうそこらのビジネスパーソンとかわりません。


こうした背景をみると、現時点で「優秀」か否かの判断は、
①当日・現場での事務処理能力、
②過去の仕事をおさらいできる能力、
③緊急事態に適確に動ける能力、
④大衆を説得できる能力、
⑤情報を精査できる能力
⑥持続可能社会への貢献


などその多くがパソコン世代以降に重要視されてきたものです。
今後はさらに暗記能力を度外視して、リアルで現場能力を試される機会が増えていくと思います。
(知識量はもう関係がありません。それは人間がやる作業ではないからです。)

それが、スマホ世代では上記に加えて、「場所を特定しないで~」や「限られた資源で~」というさらに制限と高い能力が要求されるます。
便利になっている反面、高性能機器を扱える高スキルも必要になるんです。






2016年10月15日土曜日

どうして企業は倒産するのか?

どうして企業は倒産するのか?

もっとも顕著に見られる例がベストセラー倒産です。
たくさん本が売れれば利益があがりますが、経営者はもっと儲かりたいと思って過剰な投資を行ってしまい資金繰りが悪化してしまうというものです。

需要というものを創出することはなかなか難しく、さらにそれを維持することはとてもたいへんです。
そして、過剰な投資の分までを支えることはさらに難しくなるはずです。

恐竜が大きくなりすぎた自分の体を環境の変化に対応できなくなり絶滅していったことと同様です。
また、良かった時の記憶はなかなか消えるものではないので、再びそれが実現できると思うこともあるでしょう。


もし、現役の学生ならば通っている大学で最も優秀だと言われている教授に質問してほしい。
「10年後にどのようなビジネスが成功していると思いますか?」と。

私はかなり長い年月、いろいろな大学教員にこの質問をしてきました。
もちろん、10年前に「ゲームの実況をしている者が成功するだろう」と言った人は1人もいません。



この本は20年前に出版されました。
1円なので一読しても良いでしょう。

20年前は、これからの時代は流通大手が躍進すると考えていたようです。
ここで取り上げられている企業はその後どうなったのか?
皆さんは歴史をまざまざと見ることになるでしょう。


2016年10月14日金曜日

今の敗者は 次の勝者だ

ボブ・ディラン
「時代は変る」(The Times They Are a-Changin)より


今の敗者は 次の勝者だ
とにかく時代は変わりつつあるんだから

今のトップは あとでビリになる
とにかく時代は変わりつつあるんだから



※ボブ・ディランのノーベル賞は驚きですが、受賞するべき人であることも確かです。

2016年10月12日水曜日

肥満や糖尿病対策―WHO















 甘い清涼飲料水を大量に飲むことが不健康につながることはもちろんだけれど、それがさらに遺伝子組み換えトウモロコシの糖分で作られているのであればさらにその条件は悪いはずです。

 たとえば、ビールは加工の段階で大量の砂糖を使うので飲みすぎは危険だと思われますが品質はそれなりに高いはずです。しかし、発泡酒のようなビールに似た低価格のものは遺伝子組み換えトウモロコシや添加物が多いはずなのでビール以上に摂取には十分に注意が必要でしょう。

 
 遺伝子組み換え作物からどうやって防衛していくのか、世界的にみても難しくなってきています。

 私の場合、そもそも大豆やトウモロコシの加工品を日常では食べなくなりました。
味噌も醤油も大豆以外の穀物を原料としたものを使っています。

 糖分ばかりか油も危険水域かもしれません。キャノーラ油、パーム油、大豆油など同様に遺伝子組み換え系のものが多いと思われます。
これを考慮すると、オリーブ油がベストでしょうか。

 身の回りから遺伝子組み換え作物が全廃され、ひょっとするとまた豊かな食生活に戻れることを期待しています。




2016年10月8日土曜日

予備校と10月


以前、予備校の書き入れ時は10月と言われていました。

これは、各種試験の合格発表が終わり、夏休みも終了して、この時期にやる気が出てきた受験生が多かったと思われます。

現在は、10月から勉強スタートする人も多いですが、2月~4月くらいから徐々にはじめていく人が目立っています。

むかしとは異なり、市販の教材で十分に合格できるようになっている試験種が多いので、最初っから予備校に丸投げするのではなく、いかに費用を最小に抑え最大の効率を発揮するのか?どこで勉強の仲間をつくるのか?誰と勉強するのか?などの面が重要になっています。

大学で公務員や資格の講座をやったり、試験に強いサークルを持っているのはやはり有利で、同じ大学の仲間とやるいうのはとても強いと思われます。
一方、社会人の受験生は社会経験があるという優位性があるもののほとんどが独学になるので、孤独との闘いであり、匿名のネットにあるステマに誘導され、まったく関係がないことをやってしまったり、高額な商品を買ってしまったりと二転三転とする人もいるでしょう。

もともとの人間の能力は全員同じだけれど、やはり環境に大きく左右され現在に至ります。
「おのれ」を知るということが重要で、短期集中型でない人がいきなり短期集中に挑んだり、朝型でない人がいきなり朝型の勉強姿勢にしても効果はまったくありません。
まず、どういった姿勢が自分にとって最も無理がないのかを見極めることです。現在なら、iPhoneの一括管理で勉強する学生もいるくらいですから、それが一番集中できるのならそれでも良いはずです。スタイルは多種多様です。
まったく意味のない「合格体験記」を読んでマネる必要はありません。

10月から勉強を開始したとしても、多くの受験生が何年ぶりかの集中的な勉強となるので、スケジュールを組み立てて自分なりの勉強スタイルが確立するまでに1か月くらいはかかるため、11月くらいからの本格的になっていくはずでしょう。

択一式の筆記試験を攻略するのは、ゲームを攻略することとほとんど作業的にはかわりません。



2016年10月6日木曜日

どうしてTACが強いのか(強かったのか)?

 私も長く教育機関に関係してきて、いつの時代にも社風からくるTACの強さを感じることがありました。

 その1つが、ささやく様な講義をする講師、低姿勢で見た目が頼りなさそうな講師などが第一戦にいて、しかもその人たちが集客や合格率に大きく影響を与えていたことです。何を言っているのか?と疑問に思う人もいるでしょう。

 多くの他の予備校のリクルーターはそんなに社会経験があるわけではないので、人を識別するのに、学歴や職歴以外はその人が強そうか弱そうかくらいしか見れません。
 つまり、上から目線で、声が大きかったり、攻撃的で、威張り散らしている人材を優秀だと判断し採用するので、一見、頼りなさそうな人は能力は低いと断定し見逃しているはずです。

かつてこのような経験はないでしょうか?
 義務教育の過程で、運悪く能力が低い教員にあたると、彼らは自分よりも優秀な生徒はほとんど発見できません。
 当然に、能力が低い生徒も、先生!先生!と呼ばれチヤホヤされ、声が大きかったり威張り散らしている先生が優秀だと判断するので、その組織では需給が一致しているのです。
 したがって、教員の能力以上の優秀な生徒は学校教育の長期間は疎外との闘いになっていたはずです。

 しかし、世界で戦っている一流企業や組織などでは、こうした構図はないと思われます。

 私が世界で見てきたものを挙げれば、講義以外の場所では、優秀な講師ほど隅っこで小さくなっていてオドオドしているように見え、それは常に謙虚な姿勢であることのあらわれでした。同時に、謙虚な講師に従う学生もまた謙虚で優秀であること。そして、他人の話をきちんと聞く講師には言葉を慎重に選ぶ学生が集まるし、本を最後まで読んで自分の意見を言える講師にはちゃんと本を完走する学生が集まります。
 ここでもやはり、需給一致しているのです。

 このように、優秀な学生を集客するためには性別、声の大きさや体格は無関係で、良い人間のフリをする必要もないし、ましてや広告にお金をかける必要もないのです。
 謙虚な姿勢を持つ人材を発見することが可能なリクルーターの能力1つで、企業は発展することも衰退する可能もあり、それはプロ野球とかわりません。
 ささやく様な講義をする講師、見た目が頼りなさそうな講師が持つ潜在的な高い能力を発見できたことが企業成長に大きく貢献したと思われます。

 「優秀な生徒は学校教育の期間は疎外との闘い」と書きましたが、こういう疎外されてきた学生がちゃんと勉強できて、評価してあげられるのが学校ではなく予備校の講師の役割でした。
そのため、彼らは、決して声が大きくて威張り散らしていてキレイごとだけを語る自己顕示欲の塊のような講師を望んではいません。学校にはいないような、受講生が主役になれるように手助けしてくれる教員に期待しているのです。

--------- 言語的な理論武装したサルトルよりも、オドオドしているように見えるカミュの方が「現実」を見ているので、多くの「小説を読みたい」読者をひきつけます。

 今の時代、もしくは試験種によっては予備校が必要かどうかは疑問視されていますが、学校での勉強が十分にできなかったと感じている人(私はもともと「学校」というものに否定的です)がどこかの時点で独立して自分で勉強してみようというきっかけをつかむ機会が迎えたとき、それを手助けできる人こそが真の教育者となるはずです。(「先生」とか「講師」と呼ばれているような者とは限りません。)

 
 

2016年10月4日火曜日

SNS、ソシャゲー、ネット配信サービズなどは次の段階へ

重課金、廃課金などが問題となったものの大きな収益を獲得してきたソシャゲーも、有名どころでさえサービス終了が相次いできました。

もともとネット配信は無料です。

これはインターネット経由のサービスは限界費用がゼロなので、価格もゼロになる当たり前の仕組みです。

無料でできる範囲以上のことをさせられ課金してしまうのですが、買っているのは無限に複製可能なアイテムそのものではなく、自尊心とか自己顕示欲とか優越感といった社会的な財です。


参加者がいなくなればレアカードを取ったところで意味はなくなるので、課金する人もいなくなり、開発費すら回収できないのでサービス終了させるのが望ましくなります。

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これまでのネットサービスの事業展開は、タンポポ型(植物型)と言ってよいでしょう。

タンポポはたくさんの種子を飛ばし、どこかでひょっとすると肥沃な土地に行き渡り大繁殖する可能性があります。つまり、ネット配信も同様でへヴィーユーザを見つけられるかどうかが大きな発展の原動力になるというわけです。

ただし、いつまでもタンポポのような植物的であることはなく、やがて進化をしていくことになります。

それは、ポケモンGOに見られるような、昆虫型になっていくでしょう。
ユーザを動かし、移動・遠征させ、環境に応じさせ、へヴィーユーザを見つけるのではなく、へヴィーユーザを訓練によって育成させることになります。

参考になるのがコンビニエンスストアであり、ここも常連客を育成し、商品はセミ化していて寿命の短い新製品を回転させることによって維持してきましたが、実際にはスーパーを目指すのではなく情報屋になっていきました。
現在はセミ(昆虫)から魚類化・両生類化してきています。完全無人化のコンビニはまさにそれ。




2016年10月2日日曜日

海の者たち、陸の者たち

日本国内に住んでいると気が付きませんが、海外に出ると自分たちは「海の者」であることに気が付くでしょう。

陸の者たちは明らかに考え方が異なります。(もちろん、表裏一体ではありますが)

陸の者、もっとも大陸的な思考の入門と言えるのは安倍公房かもしれません。













広大な海上を支配した英国は、その統治システムにあらゆるアイディアが盛り込まれましたが、広大な陸上でもモンゴル帝国によるアイディアがロシアへと引き繋がれ発展した統治システムが存在しています。

現在の大学文系で、露文をやろうと思っても早大か外語大くらいでしか学べなくなったので、学生時代にこうした大陸系の思考を学ばないで、国際社会に出てしまって大きな落とし穴にはまる危険性もあります。
(それでも、日本企業は資源取引の関係で、社会に出てからロシア圏との接触が増え、学ぶ機会が多いので、大陸系思考は政府よりも企業の方が強力であったりもします。日本企業は資源確保のために世界中との関係を持つので誰もが欲しがる優れた製品を創出することが可能なのです。また、最近は英米と同様にドイツ留学も増えているので、さまざまな価値観を共有できる学生も育っています。)


そして、
英知の結集であるはずの西側先進国がどうしていつも致命的なミスをしてしまうのか?
どうして宗教観の衝突や武力投入がおさまらないのか?

簡単には回答が出せない理由も見えてくるでしょう。


日本は「ものづくり」の国と言っても、どこの国でもモノをつくっているわけで、現行の日本製品が特殊なのはインテグラル型(統合型)の製品が多く、それは宇宙全体を1つと観る思想が根付いているからに他なりません。某国のようにモジュラー型(組立型)のアーキテクチャーはヒエラルキー的で個別性が強く、日本製品とは明らかに視座が異なることがわかるはずです。



「惑星ソラリス」(タルコフスキー監督のもの。リメイク版は不要です。)もそのあたりを学習するには良い教材です。


2016年10月1日土曜日

海外で事件に巻き込まれないために

初めての海外旅行の場合、かなり警戒しているので事件に巻き込まれる可能性は少なく、おおよそ空港にいる自称日本人ですと称する詐欺師、寄付金要求者や違法タクシーくらいに引っかかる人がいるくらいでしょう。

もっとも危険なのは、ある程度、海外生活に慣れてきた人たちです。

バンクーバーあたりだと日本人も多いだろうし、語学学校に行っている日本人は日本人同士でつるんで意味なく帰国する人がほとんどだろうから、独立して現地の人と交流できている人は中級レベルに達していることがわかります。

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女性の中で、見知らぬ人の車に乗ったり、初めて会った人に荷物を預けたりする人はいますが、どうしてそんなことをするのかよくわからないと思うでしょう。たぶん、相手は親切な人だと思い込んでしまう可能性があるからです。もちろん、女性が狙われやすいですが、男性も少なからずターゲットにされます。

敬虔で育ちの良い人と犯罪者は、言葉も態度も異なります。しかし、刑務所でしつけられた人はそれなりに正常なので外国人には判別が難しいはずです。
私の会社は仮出所中の人を一定数雇わなければならない義務があり、彼らは職場ではどの人も極めて従順にコミュニケーションをとり、適確に仕事をしていました。ただし、アメリカ人から見れば、明らかに雰囲気が違うようです。

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警戒心が強い女性は、車の進行方向とは逆に歩きます。
車に乗せられる危険が少なく、いざ乗せられると逃げることができないからです。
(車の進行と同列で歩く女性、同列でバックを持つ女性は警戒心がないと判断できます。)
逆に、付近で銃声が聞こえたら車の中が最も安全です。アメリカでの車所有はそういった避難場所の確保でもあるわけです。

密室には入らない、
トイレに入る際にはいざというときに脱出路を確認しましょう。

他人から見れば、事件に巻き込まれる人について、「どうして見知らぬ人についていくのだろう?」と思うはずですが、その時の状況判断や精神状態などわからないので、判断能力が欠如しているのは間違いないでしょう。

どんな人にも死角があります。


私も完全に騙されて密室に入れられたことがあります。
相手の人の靴底のすり減り具合を見て怪しいと思ったのですが、その時はやや判断力が欠如していました。(靴の持つ記号は重要です)
どうやら、その人はねずみ講、マルチ商法の勧誘のようで凶悪でなかったことが幸いでした。
その場所は1Fだったので、トイレに行くと言って、トイレから脱出し、バス通りまで全力疾走で難を逃れた経験があります。


無理に争わず、逃げることです。
相手を説得する前に、逃げることです。