2016年10月22日土曜日

もっとも簡単な人物試験

もっとも簡単な人物試験として次のようなものはどうでしょう?

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問題

実際のプロ野球を観戦をして、それを自分の言葉で説明してください。

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単純な問題ですが、現在、ほとんどの大人はリアルな野球を観ることができません。


多くの観戦者は、実際の野球ではなく、オーロラビジョンのような電光掲示されている2次創作された「作られた野球」を観ています。
作られた野球は一方向的でその製作者の一視点でしか過ぎません。
(事実でないことを事実のように感じさせるのが視覚からの伝達法です。そのため、視覚伝達法はもっとも人間を簡単に奴隷化させることができるのです。)


この上記の問題では9割以上の解答者はその電光掲示板に映し出された野球を観て説明するので不合格になるでしょう。本人たちも、どうして自分たちが不合格になったのか、気が付かないはずです。


そして、この人たちは生涯、視覚をコントロールされ、情報に惑わされた人生を送ることになります。


実際の野球を観戦した一部の人たち、さらに、それを自分の言葉で書けた人たち、たぶん、この人たちを採用したことを後悔する企業や役所は少ないはずです。
(情報に惑わされないというだけで、かなり強い心を持っています。)

この実際の野球を観た人は、全員が異なった視点を持っているはずなので、異なった視点を持つ者をそれぞれの視座から採用することによって、優れたモノを作ることができるのです。