2016年11月23日水曜日

留学は田舎か?都会か(4)

どのように米国の地方を見るか?

①街に大学しか主要産業がないようなところが多いです。そういうところは、かなりの課金勢力との闘いになるでしょう。

②しかも、そういった街は働く場所もキャンパス内でしかないので、課金勢力と闘うために動労資源まで供給しなくてはならなくなります。

③「田舎の人は純朴なはずだ」とか、「日本人は価値が高い」などは自分の勝手な思い込みであって、その地域差は大きく、現地に行ってみないと何も判断ができません。

④地方都市でも、大学に潤沢な資金があってその街自体も巨額の財政黒字のところもあります。もちろんその逆もあります(こちらの方が多い)。
 黒字の大学の資金サポート力と赤字の大学の課金勢力にはかなりの差があり、そのあたりは留学生には判断できていない場合が多いでしょう。現地の人にはわかります。潤沢な寄付金を待つ大学の場合、知っているところでは3分の1の学生が無償で教育を受けていました。

⑤基本的に私立大学は、ビジネスとして運営しています。その投資家は、たぶん、その街の大学だけでなく、ホテルや企業も経営しているはずです。つまり、派遣されている校長は教育者ではなく、ビジネスパーソンです。

⑥大雪などの発生に対処できない日本人が多。どうして雪国出身でない人が米国の雪国に行こうとするのか?勉強どころか、この大雪対策が難題になることもあります。こういう場合、やはり日本人女性の方が自然環境に順応しやすいと思われます。
ちなみに、ボストン以北では1週間雪が降り続け、バッファローでは車ばかりか家や列車まで雪に埋もれます。

⑦大雪だけでなく、停電とか食糧難、エンストした車を自分で直す、とか都会ではありえないとこも起きます。

留学生だとまず「どこの大学か」となりますが、それより先にその行先がどのような街なのかを調べるとよいでしょう。